プールや体育のときどうする?
子どもの円形脱毛症は、
治療だけでなく「学校生活」で悩むことが多い病気です。
特に、プールや体育の時間。
髪を隠せなかったり、
友達に見られたりする瞬間は、
子どもにとってとても勇気がいる場面です。
「プールの授業、どうすればいい?」
「体育のとき、帽子はかぶってもいい?」
「友達に見られたら、なんて言えばいいの?」
この記事では、そんな親御さんの疑問や不安を少しでも軽くするために、
学校での配慮・見た目の工夫・先生への伝え方 をわかりやすくまとめました。
焦らず、無理せず、できる範囲で。
お子さんが“安心して学校に通える”ことを最優先に考えていきましょう。
学校生活で困りやすいシーンとは
円形脱毛症は、見た目の変化が目立つため、
学校という集団生活の中で、特に気を使う場面が出てきます。
たとえば――
・プールや体育など、帽子を外す瞬間
・風の強い日や汗をかく日
・写真撮影や発表会のとき
子どもによっては
「からかわれないかな」
「見られたくない」と不安を感じ、
登校を嫌がるようになることもあります。
でも、それは“甘え”ではありません。
周囲と違うことを意識する時期だからこそ、
見た目に敏感になるのは自然な反応です。
無理に我慢させるよりも、
どうすれば安心できる環境を
整えられるかを一緒に考えていきましょう。
プールの授業をどう乗り切るか
夏になると、
多くの親が悩むのが「プールの時間」。
髪が濡れることで脱毛部分が目立ちやすくなり、
本人が参加をためらうこともあります。
けれど、対応方法はいくつもあります。
大切なのは「全員と同じように参加する」ことではなく、
本人が安心して過ごせる形を学校と一緒に作ることです。
学校側への伝え方と事前相談のポイント
プールの時期が近づいたら、早めに担任と保健の先生に相談しましょう。
その際に伝えるべきポイントは3つ。
- 現在の状態(脱毛の範囲、治療中かどうか)
- 感染症ではないこと(他の子にうつらない)
- 参加・見学の希望(本人の意向を中心に)
医師の診断書やメモがあると、学校側も判断しやすくなります。
また、先生に
「本人がどう思っているか」を
伝えておくことも大切です。
無理に参加させるより、
子どもの気持ちを尊重してもらえるようお願いしましょう。
プール授業の対応パターン
学校や地域によって対応は異なりますが、主なパターンは次の3つです。
① 帽子を着けたまま泳ぐ
柔らかいスイムキャップなら、
脱毛部分を自然に隠せます。
学校に相談すれば、
特例として許可されることもあります。
② 見学・軽い補助作業を担当する
見学中に水温を測る、
タオルを配るなど、
クラスと関わる形を保てます。
③ 別の運動(ストレッチや軽運動)を代替授業として行う
“休む”のではなく、
“別の形で参加する”ことがポイントです。
スイムキャップの選び方
スイムキャップは、種類によって使い心地が大きく変わります。
・やわらかい布タイプ:通気性が良く、頭皮への刺激が少ない
・シリコンタイプ:防水性が高いが、圧迫感が強め
・メッシュタイプ:軽くて乾きやすく、短時間の授業向き
髪が短い子は、キャップの内側に薄い布を挟むと摩擦を防げます。
お気に入りの色を選ぶと、子どもも前向きになりやすいです。
体育・運動時の工夫
体育の授業も、脱毛部分が見えやすくなる時間のひとつ。
風で髪が乱れたり、汗で地肌が透けてしまうこともあります。
そんなときは、帽子やヘアアクセを上手に活用しましょう。
帽子を活用する
学校指定の体育帽の下に、
薄手のインナーキャップを
重ねると自然にカバーできます。

汗を吸ってくれる素材を選ぶと、蒸れやかゆみも防げます。
ウィッグ使用時の注意点
体育や運動会など動きの多い場面では、
ウィッグがずれたり蒸れたりしやすくなります。
・ピンやネットでしっかり固定
・汗をかく日は短時間使用にとどめる
・体育後は頭皮を清潔に保つ
発表会などの「人前に立つ行事だけ使用する」と割り切るのも良い方法です。
汗・蒸れ対策
吸湿速乾のインナーキャップを使うと、蒸れにくく快適。
もし頭皮にかゆみや赤みが出た場合は、皮膚科に相談してください。
清潔に保つことが、回復を妨げないための第一歩です。
見た目が気になるときの「安心ケア」
脱毛部分が目立つことが、
子どもの心を不安定にさせることがあります。
そんなときは、
「見た目を整えることも治療の一部」と
考えてみてください。
CAX(カックス)で一時的に見た目を整える方法
プールや体育など、
人前に出る時間に“どうしても目立つのが気になる”場合、
CAX(カックス)
を活用する家庭も増えています。
CAX(カックス)は、
髪を増やすのではなく、
地肌と髪の“色の差”をやわらげて
自然に見せるスプレータイプのケア用品。
根元に軽く吹きかけるだけで、
白く光る地肌がやわらぎ、自然な濃さに整います。
- 水や汗に強い
- ニオイがない
- 洗えば簡単に落ちる
学校生活でも使いやすく、
「発表会や遠足のときだけ使う」
という家庭もあります。
ただし、CAX(カックス)は
**治療の代わりではなく、
“自信を支えるための補助ケア”**です。
使用前にはパッチテストを行い、
肌に合うかを確認しましょう。
おしゃれアイテムとして帽子を使う
帽子は“隠す”ためではなく、
“安心のために使う”アイテムです。
好きなデザインを選んで、
「おしゃれ」として楽しむことも自信につながります。
周囲も「隠している」と感じにくくなり、
自然に受け入れられやすくなります。
学校と家庭で連携するコツ
学校と家庭が協力して環境を整えることで、
子どもは安心して通えるようになります。
先生と定期的に情報共有する
・症状の変化や治療の進み具合を学期ごとに共有
・プールや体育での対応をその都度確認
先生が状況を理解していれば、
クラスメイトへの配慮も自然に行えます。
子どもの“気持ちの変化”を見逃さない
「今日は行きたくない」
「見られたくない」
そんな言葉が出たら、
無理に参加させる必要はありません。
休むことも治療の一部と考えて、
心の回復を優先しましょう。
親ができるサポート
「参加できなくても大丈夫だよ」
「代わりに家でプールごっこしようか」
そんな言葉が、子どもにとっての救いになります。
“できない”ではなく、“別の方法で楽しむ”。
それが、心の負担を軽くするコツです。
まとめ|“無理に合わせる”より“安心して過ごせる”ことを優先に
プールも体育も、無理に周囲と同じにしなくて大丈夫。
学校生活の目的は「同じことをする」ことではなく、
子どもが安心して学び、笑顔で過ごすことです。
帽子・ウィッグ・CAX(カックス)などの見た目ケアを取り入れながら、
本人が少しでも前向きに過ごせるように支えていきましょう。
焦らず、比べず、今日できる工夫から。
それが、子どもの自信と回復につながります。
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