ある日、子どもの髪に丸く抜けた部分を見つけて
胸がざわついた方も多いのではないでしょうか。
「どうして…?」
「病気なの?」
「治るのかな?」
不安や罪悪感が入り混じって、心が落ち着かないかもしれません。
けれど、まず伝えたいのは――
子どもの円形脱毛症は、決して珍しいものではなく、きちんと回復できるということです。
焦らず、正しく知ることから始めましょう。
子どもの円形脱毛症とは
円形脱毛症は、頭の一部に円形または楕円形の脱毛が起こる病気です。
3〜10歳の子どもに多く見られ、男女差はほとんどありません。
髪の毛が突然抜けると驚きますが、
実はその多くは「一時的な変化」にすぎません。
ただ、放置すると範囲が広がることもあるため、
早めの気づきと受診が大切です。
よくある症状のはじまり方
最初のサインは「つむじ」や「後頭部」にできる
10円玉ほどの脱毛斑です。
・地肌がつるっと見える
・痛みもかゆみもない
・気づいたら広がっている
そんなときは、迷わず皮膚科へ相談を。
また、爪に縦スジやへこみ(爪甲点状陥凹:そうこうてんじょうかんぼう)が出る子もいます。
これも自己免疫の影響で起こる変化です。
原因は「自己免疫」と「心のバランス」
自己免疫による反応
体の免疫が、誤って毛根を「外敵」と認識してしまうことで
毛が抜ける――
それが円形脱毛症の基本的な仕組みです。
アトピーやアレルギー体質の子に見られやすい傾向があります。
心理的ストレスや環境の変化
引っ越し、進級、友達関係。
子どもにとって、ちょっとした変化が大きなストレスになることも。
ただし、「ストレスが原因」と言い切るのは違います。
免疫、体調、遺伝――
いくつもの要因が重なって起こるものです。
何科に行けばいい?
迷ったら、まず皮膚科へ。
皮膚科では、脱毛の範囲や毛根の状態を確認し、
必要なら専門施設を紹介してくれます。
軽症なら町の皮膚科で十分です。
広範囲・長期化している場合は、大学病院の専門外来が適しているのではないでしょうか。
主な治療法
症状の程度や年齢によって、治療の内容は変わります。い
一般的に以下の治療が行われます。
- ステロイド外用薬:炎症を抑える基本治療
- 紫外線療法:皮膚への刺激を抑えながら毛の成長を促す
- 局所免疫療法:専門施設で実施する免疫バランス調整治療
- 漢方・サプリ併用:体質を整える補助的アプローチ
子どもへの薬の使用は慎重さが求められます。
自己判断は避け、必ず医師と相談してください。
どれくらいで治る?
軽いタイプなら3〜6か月で自然に回復することが多く、
全頭型など重度の場合は、1年以上かかるケースもあります。
焦る気持ちは当然ですが、
時間をかけて、少しずつ毛が戻るのがほとんどです。
大切なのは、
「すぐ治らない=治らない」ではないということ。
根気強く、見守る姿勢が回復を早めます。
家庭でできるケア
病院での治療と同じくらい、家庭でのサポートも大切です。
シャンプーは“やさしさ”が基本
刺激の強い成分を避け、
アミノ酸系・無添加タイプを選びましょう。
地肌を強くこすらず、指の腹でマッサージするように洗う。
ドライヤーは低温で、根元をしっかり乾かします。
食事で育毛を支える
髪は、体の中でつくられるもの。
たんぱく質、鉄、亜鉛、ビタミンB群など、
髪の毛の材料になる栄養を意識的にとりましょう。
卵、豆腐、青魚、緑黄色野菜――
毎日の食卓が、治療の一部になります。
睡眠とストレスケア
成長ホルモンは、夜10時〜2時に多く分泌されます。
寝る時間を整えるだけでも、
体の回復力はぐっと高まります。
学校生活・友達関係のサポート
見た目の変化は、子どもにとって想像以上の負担です。
「どう思われるか」が怖くて、登校をためらう子もいます。
そのときは――
親が「恥ずかしいことじゃない」と伝えてあげてください。
担任の先生に事情を話し、
帽子・ターバンなどの使用を相談するのも一つの方法です。
隠すより、守る。
このスタンスが、子どもの安心感を支えます。
髪型・ウィッグ・帽子で自然に整える
小学生〜中学生では、見た目のケアも大切です。
・分け目を変える
・ヘアバンドを使う
・医療用ウィッグを検討する
・帽子をおしゃれに取り入れる
“隠す”より“馴染ませる”感覚で整えると、
子ども自身も前向きに過ごせます。
CAXで「自然に隠す」選択肢も
円形脱毛症は、時間とともに治っていく病気です。
それでも、治る途中で「見た目が気になる」「人に見られたくない」という気持ちは自然なこと。
そんなときに使えるのが、CAXという薄毛を隠すスプレーです。
CAXは、髪を増やすのではなく、
地肌と髪の“色の差”をやわらげて、自然な濃さに見せるアイテムです。
使い方はとてもシンプルです。
円形脱毛症の部分にめがけて
CAXスプレーを吹きかけるだけ。
頭皮とスプレーを20cmほど話して、
軽く吹きかけるだけで、
脱毛部分の地肌が目立ちにくくなります。
また、CAXは、
・水や汗に強い
・ニオイがない
・こすってもとれにく
・でも、水洗いで簡単に落とせる
このように
「一日だけ整える」見た目ケアとして利用している親御さんもいますし、
お喜びの声もいただいております。
ただし、
CAXは治療ではなくサポート用品です。
医師の治療や経過観察の代わりにはなりません。
子どもの肌は敏感なので、使用前には
腕の内側などで軽くパッチテストをしてから試してみてください。
「治るまでのあいだ、安心して外に出られる」
――そのための、小さなサポートとしてCAXを取り入れてみるのも良いでしょう。
親ができる心のケア
一番苦しいのは、見た目の変化ではなく、
「どうして自分だけ…」という子どもの心の痛みです。
だからこそ、親が焦らないこと。
親の表情が落ち着いているほど、子どもは安心します。
- 「大丈夫、一緒に治していこうね」
- 「あなたの頑張りはちゃんと見てるよ」
言葉にして伝えるだけで、治療への意欲が変わります。
よくある質問Q&A
Q1:放っておいても治る?
→ 軽症なら自然治癒もありますが、医師の診察は必須です。
Q2:感染する?
→ 感染症ではないので、うつることはありません。
Q3:兄弟に遺伝する?
→ 体質が似ていることはありますが、必ずではありません。
Q4:再発は防げる?
→ 生活リズムとストレスケアが再発予防の鍵です。
まとめ|焦らず、比べず、信じて見守ること
子どもの円形脱毛症は、
多くのケースで時間とともに回復します。
焦らなくて大丈夫。
治るスピードは、子どもそれぞれです。
あなたができることは、
「不安」を「安心」に変える環境をつくること。
・医師に相談する
・生活を整える
・子どもの心に寄り添う
それだけで、もう治療の半分は進んでいます。



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